トランス女性

トランス女性には、トランスセクシュアル(性同一性障害、GID)だけでなく、女装や、性自認が女性のみの人も含みます。それは、トランスジェンダーの定義が、トランスセクシャル以外の人々を含むので自明です。

反・トランスジェンダリズムへの批判が「現状に即していない」「恐怖をあおるものだ」と言われることもありますが、自認、自称、女装で、トランスジェンダーを名乗ることができ、また、トランスジェンダーが法的にも異性に変更可能になれば、様々な問題が起きます。

今、問題となっているのは、性別の移行の要件である「性転換手術」の有無です。「性転換手術」は断種だとして、不当だと裁判を起こしているトランスジェンダーの方は実在します。

手術なしの性別移行が可能になると、問題になることは、大きく分けて二つあります。

一つは、GID(性同一性障害)の人々が求めている手術の保険適応への道が絶たれる可能性です。トランスジェンダー活動家は、「くたばれGID」という言葉で、GID(体の性への違和感による障害)という考え方を批判しています。また、彼らは、GIDは障害ではない、障害として考えるのをやめるべきだと主張しています。

日本の保険制度は、傷病に対するものなので、もし、障害でなくなったら、保険適用の対象範囲から外れてしまいます。また、手術なしでも女になれるならいいじゃないか、と多くの人が思えば、体への違和感が置いてきぼりにされ、手術は断種だからやめたほうがいいとなる心配があります。そうしたら、トランスセクシャルは手術を求めているのに、手術の必要が認められなくなります。

また、法的に異性になる、ということは、すべての場面で、異性(元女性なら男性、元男性なら女性)として扱われることになります。

福祉施設、介護、病院、刑務所、トイレ、温泉や銭湯など、体の性別で分けるべき場所はたくさんあります。法的に性別の移行が可能になれば、それらの場所に自由に出入り可能になります。

体の性別の包含関係は以下になります。

トランス女性、トランス男性の包含関係

トランスジェンダーとは、ジェンダー(
社会的意味合いから見た、男女の性区別 )の越境という意味ですから、社会的意味合いさえ移行すればいいということになります。

体の違いを前提にした場所に、社会的意味合いを超越しただけの人々が入ったら、体の力が弱い人(子供、高齢者、障害者)たちはとても困ります。

施設管理者も、トランスジェンダーの方が入ったときに、通報することが難しくなります。通報したり、出て行ってほしいということで、裁判を起こされたり、ネットでひどく攻撃されたりすることは起きつつあります。そこにいたのが、ただの雇われた人であっても、判断に大きな負担がのしかかります。

ですから、労働者・使用者・ユーザーの観点からしても、「トランス女性は女性です」の思想は、生活に直結する問題なのです。

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